問題を解く前に、試験の全体像や学習ロードマップを確認したい方は、こちらの記事を先にチェックしてみてください!

第6問
パターンデザイナーを使用している際、文字列「Location, Denver,CO」から「CO」を解析(抽出)するために使用できる「Delimited Text Parsing Strategies(区切り文字によるテキスト解析戦略)」はどれですか?
(A) 区切り文字はカンマ、位置は 3
(B) 区切り文字は「Location」、位置は 2
(C) 区切り文字は「Denver」、位置は 2
(D) 区切り文字はカンマ、位置は 2
🟢 正解
(A) 区切り文字はカンマ、位置は 3
📝 徹底解説
💡 なぜ「A」が正解なのか?
Pattern Designerにおける「区切り文字(Delimited Text)」による解析では、指定した文字で文字列を分解し、左から順番に 1, 2, 3… と位置(Position)をカウントします。
今回の対象文字列である Location, Denver,CO を「カンマ(,)」で区切ると、以下のように3つの要素に分解されます。
- 位置 1:
Location - 位置 2:
Denver(※スペースを含みます) - 位置 3:
CO
抽出したいターゲットは「CO」なので、区切り文字はカンマ、位置(Position)は 3 と指定する A が完全に正しい設定になります。
❌ なぜ他は間違いなのか?
- (D) が最大の罠!なぜ間違いなのか? 多くの人が「カンマが2個あるから、2番目のカンマの後ろにあるCOは位置2だ」と錯覚して D を選んでしまいがちです。しかし、ServiceNowの仕様では「何番目のカンマか」ではなく、「カンマで区切られた結果、何番目のブロックになったか」をカウントします。カンマが2つあるということは、文字列は「3つのブロック」に分かれているため、一番右のCOは「位置3」になります。試験でもこの数え方の勘違いを狙った問題がよく出ます!
- (B)・(C) の解説:間違い 区切り文字(Delimiter)には、カンマやタブ、スペースなどの「記号」を指定するのが一般的です。
LocationやDenverといった特定の英単語そのものを区切り文字として指定して位置を特定するアプローチは、この文字列から「CO」だけをきれいに抜き出す戦略としては不適切であり、ServiceNowのベストプラクティスな設定からも外れます。
第7問
MID Serverの「MID」が何を表しているか、正しいものはどれですか?
(A) MIDは頭字語(略語)ではない。
(B) Monitoring, Integration, and Discovery(監視、統合、検出)
(C) Monitoring, Instrumentation, and Discovery(監視、計測、検出)
(D) Management, Integration, and Discovery(管理、統合、検出)
(E) Management, Instrumentation, and Discovery(管理、計測、検出)
🟢 正解
(E) Management, Instrumentation, and Discovery(管理、計測、探索)
📝 徹底解説
💡 なぜ「E」が正解なのか?
MID Serverの正式名称は Management, Instrumentation, and Discovery Server です。それぞれの単語には、MID Serverが担う重要な役割がそのまま反映されています。
- M (Management):ServiceNowインスタンスからの命令を「管理」し、実行する。
- I (Instrumentation):ターゲットに対してスクリプトやコマンドを送り込み、情報を「計測・実装」する。
- D (Discovery):ネットワーク内のインフラやアプリケーションを「探索(検出)」する。
実務未経験の方が試験対策をする上で、この頭字語(略語)の意味を正確に押さえておくことは、ITOM(IT Operations Management)製品の根本的な役割を理解する上での大前提となります。
❌ なぜ他は間違いなのか?
- (B)・(C) の解説:間違い(Mの罠)
MをMonitoring(監視)とする選択肢は非常に強力な罠です。MID ServerはEvent Management機能などで外部の監視ツールからアラートを受け取る口にはなりますが、MID Server自身が「監視ツール」そのものであるわけではないため、正式名称はManagementになります。 - (B)・(D) の解説:間違い(Iの罠)
IをIntegration(統合)とする選択肢も、多くの受験生が引っかかるポイントです。IntegrationHubなど「外部連携=統合」のイメージが強いため選んでしまいがちですが、正しくはInstrumentationです。この単語はITの世界では「システムの内部状態を測定するためのコードやツールの組み込み」を意味しており、まさにMID Serverの挙動そのものを表しています。
第8問
アプリケーションスタックは以下の通りです:IIS Webサーバー(IIS仮想ディレクトリへの包含接続あり)、およびIIS仮想ディレクトリからMSSQLデータベースへのアウトバウンド接続。
Service Mappingがこのアプリケーションスタックを持つサービスを検出した際、trueと評価される「Discovery Pattern Identification(識別)」セクションと「Connection(接続)」セクションの正しい数はどれですか?
(A) 2 Identification Sections and 1 Connection Section
(B) 3 Identification Sections and 2 Connection Sections
(C) 2 Identification Sections and 2 Connection Sections
(D) 3 Identification Sections and 1 Connection Section
🟢 正解
(C) 2 Identification Sections and 2 Connection Sections
📝 徹底解説
💡 なぜ「C」が正解なのか?
この問題を解くカギは、登場するコンポーネントの数と、それらが「どうつながっているか(接続の種類)」を整理することです。
- 登場する主なCI(構成アイテム)の数 = 2つ
- IIS Webサーバー
- MSSQLデータベース
- ※「IIS仮想ディレクトリ」は、IIS Webサーバーの内部オブジェクト(包含されるデータ)であり、独立した別個のホストサーバーのように新しくパターンを呼び出す対象ではありません。
- したがって、CIそのものを特定・識別するための Identification Section(識別セクション)は「2つ」 必要になります。
- つながり(接続)の数 = 2つ
- パターンデザイナーにおける「接続」には、他のサーバーへ通信を伸ばす接続だけでなく、自身の内部オブジェクトへの接続(包含関係)も含まれます。
- ① IIS Webサーバーから IIS仮想ディレクトリへの包含接続 (1つ目の接続セクション)
- ② IIS仮想ディレクトリから MSSQLデータベースへのアウトバウンド接続 (2つ目の接続セクション)
- したがって、次のCIやコンポーネントへ処理を繋ぐための Connection Section(接続セクション)も「2つ」 必要になります。
これらを組み合わせると、2 Identification Sections and 2 Connection Sections となり、C が正解となります。
❌ なぜ他は間違いなのか?
- (A)・(D) の解説:間違い(Connection数の罠) 「IISからMSSQLへのアウトバウンド接続」という分かりやすい線だけに目を奪われると、Connection Sectionを「1つ」と勘違いしてAやDを選んでしまいがちです。しかし、Service Mappingでは「仮想ディレクトリへの包含(Inclusion)」も接続セクションとして定義してマップに反映させる必要があるため、1つでは足りません。
- (B) の解説:間違い(Identification数の罠) 「IIS Webサーバー」「IIS仮想ディレクトリ」「MSSQLデータベース」の3つがあるから、識別セクションも3つ必要だ!と数えてしまうとBの罠に引っかかります。前述の通り、仮想ディレクトリはIIS Webサーバーのコンテキスト(一部)として処理されるため、独立した3つ目の識別セクションとしてはカウントしません。
第9問
あるアプリケーション(CI)を自動検出した際、CMDB内の特定の属性(例:シリアル番号など)が空欄(Null)だった場合、IREはそのデータを既存の同一CIとして識別せず、誤って新規CIとして登録してしまいます。これを防ぐために、識別規則(Identification Rule)で設定すべき項目はどれですか?
(A) Reconciliation Criterion(調停基準)
(B) Identification Criterion(識別基準)内の「Allow Null Attribute」フラグ
(C) Lookup Rule(ルックアップルール)
(D) 識別識別子(Identifier Entry)の「Optional(オプション)」設定
🟢 正解
D. 識別識別子(Identifier Entry)の「Optional(オプション)」設定
📝 徹底解説
💡 なぜ「D」が正解なのか?
識別規則(Identifier Rules)のIdentifier Entryを設定する際、ある属性(キーになる項目)が「空欄であっても、他の条件が一致していれば同一CIとみなす」という挙動にしたい場合、そのエントリーを Optional(オプション) に設定します。これが「Required(必須)」になっていると、その値が空の状態で検出されたときにマッチングに失敗し、データが重複して登録される原因になります。実務未経験だと難しく感じるIREの応用ですが、「空欄を許容して重複を防ぐ=Optional設定」と覚えておけば得点できます!
❌ なぜ他は間違いなのか?
- Aの解説:間違い:
Reconciliation(調停)は、どのデータソース(Service Mappingなのか、他のツールなのか)の値を優先してCMDBに書き込むかを決めるルールであり、同一CIかどうかの識別(マッチング)ロジックそのものではありません。 - B・Cの解説:間違い:
Allow Null Attributeという名前のフラグや、識別ルール内で直接設定するLookup Ruleという機能は存在しないため間違いです。
第10問
タグベースサービスの構成を開始するには、タグ値をどこで定義する必要がありますか?
(A) Tag categories (タグカテゴリ)
(B) Tag libraries (タグライブラリ)
(C) Tag catalogs (タグカタログ)
(D) Tag-based service families (タグベースサービスファミリー)
🟢 正解
(A) Tag categories (タグカテゴリ)
📝 徹底解説
💡 なぜ「A」が正解なのか?
ServiceNowのタグベースサービス(Tag-based Services)において、CMDB内のCIに付与されているタグ(Key-Value)を利用してサービスを自動構築する際、まず最初に行うべきなのが「どのタグをマッピングに使用するか」をシステムに定義することです。
このマッピングに使用するタグのキー(例: Environment や App など)をグループ化して定義する場所が Tag categories(タグカテゴリ) です。
ここにタグを登録しておくことで、ServiceNowは「このカテゴリに属するタグを使ってサービスを生成すればいいんだな」と判断できるようになります。実務未経験の方が試験対策をする上で、「タグベース構成の最初のデータ定義=タグカテゴリ」という流れは絶対に落とせない超重要ポイントです!
❌ なぜ他は間違いなのか?
- (D) が最大の罠!なぜ間違いなのか?
Tag-based service families(タグベースサービスファミリー)は、定義されたタグカテゴリなどをベースにして、実際に「どういう条件でサービスを自動生成するか」というルールや器(ファミリー)そのものを構成する場所です。その前段階として、ベースとなるタグ値やキーが「タグカテゴリ」で定義されていないと、ファミリーの構成を始めることができません。手順の前後関係を入れ替えて受験生を迷わせる、非常に質の高いひっかけ選択肢です。 - (B)・(C) の解説:間違い
Tag librariesやTag catalogsという名称の設定画面やコンポーネントは、ServiceNowのタグベースサービス機能において、タグの値を定義して構成を開始する場所としては存在しない架空の選択肢(試験の罠)です。
上記問題を解いてみて、手応えはいかがでしたか? 「意外と解ける」と思った方もいれば、「もう少し複雑な問題が出たら不安……」と感じた方もいるかもしれません。
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