はじめに
ServiceNowの世界において、今最も注目されている資格のひとつが**「CIS-Data Foundations (CIS-DF)」**です。
以前は「知る人ぞ知る資格」という立ち位置でしたが、最近ではパートナー企業向けの要件(Core要件)に含まれるなど、避けては通れない**実質的な「必須資格」**へと変化しました。
しかし、この試験のメインテーマである「CMDB(構成管理)」や「CSDM(共通サービスデータモデル)」は、実務経験がないと非常にイメージが湧きにくい分野でもあります。
「IT未経験にはハードルが高いのでは……?」 「最新のCSDMをどうやって勉強すればいいの?」
そんな不安を抱えている方も多いはずです。
私はIT業界未経験から学習をスタートしましたが、このCIS-DFを含む3つのServiceNow認定資格を、わずか5ヶ月ですべて一発合格することができました。
この記事では、CIS-DFが必須化されて焦っている方や、独学での対策に悩んでいる方に向けて、未経験だからこそ突き当たった壁と、それを乗り越えた最短ルートの勉強法を余すことなくお伝えします。
CIS-Data Foundations (CIS-DF) 試験の概要
まずは、試験の基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | Certified Implementation Specialist – Data Foundations |
| 問題数 | 75問 |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格ライン | 非公開(70%前後といわれることが多い) |
| 試験形式 | 選択式(単一・複数)+ アイテムの一致 |
【重要】問題数と形式のアップデートについて
これまでのServiceNow資格は60問構成が一般的でしたが、現在のCIS-DFは75問へとボリュームアップしています。試験時間は90分のまま変わらないため、1問あたりにかけられる時間が短くなっており、よりスピーディーな判断が求められます。
いままで受けてきたCSAやCADの感覚で受けていると、問題の難しさや新しい問題形式に時間がとられて見直しの時間が無くなる可能性があります。
実際に私は見直しもして残り15分程度でした。
また、新しい形式として**「アイテムの一致」**が導入されました。これは複数の用語と定義を正しく組み合わせる形式となっています。
イメージはNowLearning内のナレッジチェックの問題と同じようなものです。
これは、1問で複数選択の中からアイテム同士を一致させないといけないので通常の問題より時間がかかります。
問題数アップへの対策
【合格者アドバイス】75問へのペース配分
- (見直しの時間を20分と考えると)1問あたり約56秒しかありません。
- 分からない問題は「フラグ」をつけて即座に飛ばす勇気が、以前の試験よりも重要になっています。
- 最後まで解ききることが合格への最低条件です!
新形式(アイテム一致)への対策
【合格者アドバイス】アイテム一致のコツ
- わかる部分から一致させていく。
- 左と右の選択肢で一致するキーワードを見つけて、精査する。
- わからなければ、似たキーワードで一致させる。
- そんなに時間をかけすぎない。
【体感】他の資格と比較したCIS-DFの難易度
結論、ServiceNowの資格の中では一番むずかしかったです。
難しいと感じた点は、単なる操作の暗記ではなく、『なぜこのデータ構造なのか?』という概念(CSDM)を理解する必要があるからです。
ただ、75問に増えて難化したとはいえ、実機を触りながら用語を整理すれば、決して突破できない壁ではありませんでした。
詳しい学習内容は後ほど記載します。
合格までに費やした期間と1日の学習時間
学習期間と時間は以下になります。
- 学習期間:約1.5か月
- 総学習時間:110時間程度(平日1.5時間、休日3~4時間)
- 勉強のタイミング:通勤電車 + 帰宅後の実機操作
私はServiceNowを業務で使用したことがなかったのと試験情報が少なかったので少し念入りに勉強しました。
ServiceNowを業務で使っている方やこの記事を読んでいる方だったら、ここまでの時間をかけなくてもいいかもしれません。
CIS-DF一発合格を支えた学習リソース
私は主に以下3つの学習を行いました。
1,NowLearningでの公式コースの読み込み
2,実機での操作
3,問題集
1,NowLearningでの公式コースの読み込み
結論、公式コースに関係のない問題は出てこないので読み込めばすべての問題に答えることができます。
私は通勤の電車の中でひたすら公式コースを何度も読み込みました。(3~4周ほどしました。)
【合格者アドバイス】公式コースの読み進め方
すべての内容を覚えるのは大変なので以下3点を意識して覚えて、理解するのがコツです。
- 問題に出てきそうなもの
- 黒太文字や赤文字
- 気になった文言
また、公式コースで重要になるのが”ナレッジチェック”です。
実際の試験ではナレッジチェックに似た問題が出ていたので、必ずすべて解いてください。
ただ解くだけでなく、なぜその選択肢になるのか、またなぜその選択肢は間違いなのかまで落とし込めるとグットです。
2,実機での操作
公式コースの中で実機を触る部分があるのでそちらを反復してやってみてください。
実際の問題でも、どのタブからその操作ができるかなどの問題もいくつか出ていたので実機を触っておいたほうがいいです。
【合格者アドバイス】実機操作の進め方
実機を触る際も、このタブにはこんな設定できるのかとかこれを開くにはこういう流れになるのかなどを意識して触ってみてください。
触ることによって、イメージがつきやすく、流れも理解しやすいので重要です。
3,問題集
私はネット上にある問題集も何個か解きました。
問題集を解いたほうがいい理由は以下3点です。
1,内容の理解に役立つ
2,弱点を見つけることができる
3,どのような問題が出てくるのか予想ができる
1,内容の理解に役立つ
問題は問題文に答えの説明が書かれています。
なので、答えの理解にかなり役立ちます。
1つの文言に対して、多くの内容が書かれているところ(公式コースなど)から見つけるのは苦労しますが問題を見ればその文言の説明が問題文としてシンプルに記載されているのですぐに理解ができ効率がいいです。
2,弱点を見つけることができる
問題を解くと自分が理解できていなかったところを確認することができます。
ServiceNowの試験では捨てる項目、問題などなく、まんべんなくすべての内容を理解する必要があるので、自分が理解できていないところなどは把握しておく必要があります。
弱点を理解し、対策することで合格に近づくことができます。
3,どのような問題が出てくるのか予想ができる
コースの読み込みだけだと覚えた部分がどのような問題として出てくるのか想像するのが難しいです。
問題集を解くと、この文言はこのような問題として出すことができるのかと知ることができます。そこから、また解いていく中でこんな問題の出し方ができるなど予想しながら問題を解くことができるので、理解と暗記の効率が上がります。
実際に似たような問題が出てくることが多々あります。
問題集はネットにあるものでもいいですし、実際試験を受けた私が作成した以下オリジナル問題もあるのでぜひ活用してみてください。
まとめ:CIS-DFはServiceNowの「最強の土台」になる
CIS-DF(Data Foundations)は、今やServiceNowに関わる人にとって避けては通れない「必須資格」となりました。
75問への問題数増加や、新しい「アイテム一致形式」の導入など、試験のハードルは確かに上がっています。しかし、IT未経験の私でも、約1ヶ月の集中学習で一発合格することができました。
この試験で学ぶ「CMDB」や「CSDM」の知識は、単なる資格取得にとどまらず、実務でシステムを設計・運用する際の「一生モノの土台」になります。
この記事が、これから挑戦する皆さんの合格を後押しするヒントになれば幸いです。一緒にServiceNowの世界を広げていきましょう!


コメント