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第6問
複数のインシデントから共通の原因が疑われる際、根本原因を特定し、将来のインシデント再発を防止するために作成すべきレコードはどれですか?
- A: 変更リクエスト (Change Request)
- B: 問題 (Problem)
- C: リクエストアイテム (RITM)
- D: ナレッジ記事 (Knowledge Article)
【正解】 B:問題 (Problem)
【解説】
- なぜ正解か(B): インシデント管理が「サービスの迅速な復旧」を目的とするのに対し、問題管理は「インシデントの根本原因の特定と再発防止」を目的としています。同様のトラブルが相次ぐ場合、それらを「問題」レコードとして集約し、調査を行います。
- なぜ間違いか(A, C, D):
- A: 変更リクエストは、特定された原因を「修正」するためのプロセスです。調査そのものを行うレコードではありません。
- C: RITMはサービスカタログを通じた申請(PCの注文など)を管理するものです。
- D: ナレッジ記事は回避策などを共有するための手段ですが、調査プロセスを管理するレコードではありません。
第7問
重大な障害の復旧やセキュリティパッチの緊急適用など、通常のリードタイムを待たずに即座に実施する必要がある変更タイプはどれですか?
- A: 標準変更 (Standard)
- B: 通常変更 (Normal)
- C: 緊急変更 (Emergency)
- D: 即時変更 (Immediate)
【正解】 C:緊急変更 (Emergency)
【解説】
- なぜ正解か(C): 緊急変更は、重大なビジネス影響を回避するために迅速な実施が求められる変更です。通常の承認プロセスを短縮し、緊急CAB(eCAB)による迅速な承認を経て実施されます。
- なぜ間違いか(A, B, D):
- A: 標準変更は「低リスクで頻繁に行われる、手順が確立された」変更です。
- B: 通常変更は、計画から実装まで段階的な評価と承認が必要なすべての変更を指します。
- D: ServiceNowの標準設定に「即時変更」という独立したタイプは存在しません。
第8問
サービスカタログの申請画面でユーザーが選択した情報(PCのスペックや希望の色など)を、その後のワークフローやタスクでも参照できるように保持する項目は何ですか?
- A: カタログ変数 (Variables)
- B: 注釈 (Annotations)
- C: スラッシュバケット (Slushbucket)
- D: UIマクロ (UI Macros)
【正解】 A:カタログ変数 (Variables)
【解説】
- なぜ正解か(A): カタログ変数は、ユーザーが入力した個別のデータを格納する「器」の役割を果たします。これにより、申請時に入力された内容が、後続のリクエストアイテム(RITM)やタスク(SCTASK)の画面にも引き継がれます。
- なぜ間違いか(B, C, D):
- B: 注釈は、フォーム上に説明文などを表示するための要素であり、データは保持しません。
- C: スラッシュバケットは、左右のリスト間で項目を移動させて選択するUIコンポーネントの名称です。
- D: UIマクロは、独自のUIを定義するためのコードブロックであり、データ保持を目的とした機能ではありません。
第9問
特定のナレッジベースに対して、「誰が記事を閲覧できるか」や「誰が記事を作成できるか」といったアクセス権限を制御するために使用される機能はどれですか?
- A: 役割 (Roles)
- B: ユーザー基準 (User Criteria)
- C: 閲覧者リスト (Viewer List)
- D: アクセス制御リスト (ACL)
【正解】 B:ユーザー基準 (User Criteria)
【解説】
- なぜ正解か(B): ナレッジ管理やサービスカタログでは、部署、場所、グループなどの条件を組み合わせた「User Criteria(ユーザー基準)」を使用して、コンテンツへのアクセス権を柔軟にコントロールします。
- なぜ間違いか(A, C, D):
- A: 役割(Role)も権限設定に使われますが、ナレッジの閲覧・投稿制御はUser Criteriaで行うのが標準のベストプラティスです。
- C: 「閲覧者リスト」という設定項目はServiceNowの標準機能には存在しません。
- D: ACLはシステム全体のテーブルやフィールドに対する権限を制御するものですが、ナレッジ記事のアクセス制御には通常用いられません。
第10問
インシデントのステータス(状態)について、正しい説明を2つ選択してください。
- A: 「解決済み (Resolved)」になると、ユーザーが確認を行うための期間が設けられる
- B: 「解決済み (Resolved)」から「処理中 (In Progress)」に手動で戻すことはできない
- C: 「クローズ済み (Closed)」になったレコードは、原則として再度編集することはできない
- D: 「保留 (On Hold)」状態の間も、SLA(サービスレベル合意)の時間は常にカウントされ続ける
【正解】 A:「解決済み (Resolved)」になると、ユーザーが確認を行うための期間が設けられる、C:「クローズ済み (Closed)」になったレコードは、原則として再度編集することはできない
【解説】
- なぜ正解か(A, C):
- A: サービス復旧後に「解決済み」へ移行すると、ユーザーに通知が飛びます。一定期間(システム設定によります)ユーザーから異議がなければ、自動的に「クローズ済み」へ移行します。
- C: 「クローズ済み」はライフサイクルの最終段階です。管理上の記録を保護するため、この状態になるとフィールドの編集や状態の差し戻しはできなくなります。
- なぜ間違いか(B, D):
- B: ユーザーが「まだ直っていない」と判断した場合や、エンジニアが追加作業が必要だと判断した場合は、「解決済み」から「処理中」にステータスを戻すことが可能です。
- D: 「保留」の理由(User Waitなど)によっては、SLAのカウントを一時停止(Pause)するように設定するのが一般的です。常にカウントされ続けるわけではありません。
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